【函館SS】ストレイト好感触つかんだ

 「函館スプリントS・G3」(22日、函館)

 重賞2勝目を狙うストレイトガールが万全の態勢を整えた。最終追い切りは18日、函館Wを単走。G1を連戦してきた反動はなく、軽快な脚さばきで好調をアピールした。フォーエバーマークは主戦の村田を背に函館芝でシャープな伸び脚。自慢のスピード発揮で逃げ切りを狙う。スマートオリオンも芝でラスト重点にまずまずの動きを見せて、陣営は反撃のシーンを思い描いた。

 文句のつけようがなかった。ストレイトガールの最終デモは函館W。序盤から馬なりでラップを刻むと、スピードに乗ってコーナーに入る。小回りの調教コースも慣れたもので脚さばきはスムーズ。直線で軽く促されると馬体をグッと沈めて四肢を軽快に伸ばす。最後まで余裕の手応えで5F71秒0‐40秒3‐12秒4をマークした。

 騎乗した田中博助手は「しまいだけの感じ。反応はいいし、合図を出すと自分からシュッと行っていた。調子に関しては自信を持って臨めそう」と好感触をつかむ。同じ舞台で争われた昨夏のキーンランドCは2着に終わったが「去年は挑戦者だったが、今年は立場が違う。結果を求められて使うんだからね」と気合も十分だ。

 この1年で500万条件馬から一気にオープン馬へと駆け上がり、今年2月のシルクロードSでは重賞初Vも達成。さらに高松宮記念、ヴィクトリアマイルとG1で連続3着…右肩上がりの成長曲線を描いてきた。1週前追い切りの手綱を取った岩田も「順調に乗り込めているし、いい状態をキープできている。去年に比べて馬体がたくましくなって、落ち着きも出てきた」と上昇気配を感じ取る。

 サマージョッキーズシリーズの連覇に向けた大事な初戦にも、主戦は「普通にゲートを出て、普通に回って来られれば結果はついてくる。確実に勝利をものにしてスプリンターズS(10月5日・新潟)に弾みをつけたい」と、頭にあるのはパートナーのことだけだ。G1初制覇に向けて必勝を期して臨む一戦。貫禄Vを決めて、人馬ともに存在感をアピールする。

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