【宝塚記念】ジェンティル川田で好時計
「宝塚記念・G1」(29日、阪神)
ドバイからの凱旋レースを迎えるジェンティルドンナは、昨年3着のリベンジへ向けて順調そのものだ。
12年オークスを代打騎乗でVへと導いた川田が18日、それ以来となる手綱を取った。栗東坂路で僚馬クレスコモア(4歳500万下)と併せ馬。急勾配の後半2Fで12秒1‐12秒4のハイラップを刻み、全体時計は4F51秒0の好時計。相手が想定以上に動いたため、最後は併入となったが、「1週前にしっかりと併せ馬ができて良かった。落ち着きがありますね」と石坂師は満足そうにうなずいた。
普段、調教をつけている井上助手も「気負うところがなく、ムキにならずに走れていますね」と精神面の強化をアピール。1番人気で臨んだ昨年は、荒れ馬場に加えて折り合いも欠き3着に敗れた。その昨年よりも「順調にきているし、雰囲気はいいですよ」と確かな手応えをつかむ。
ジャパンC連覇を果たし、前走は直線での不利を克服してドバイシーマクラシックを完勝。世界の女王へと駆け上がった国内最強牝馬が、久々に日本のファンの前で成長ぶりを披露する。