【函館SS】柴田善が函館重賞Vに挑戦
「函館スプリントS・G3」(22日、函館)
いぶし銀が北の大地で輝きを放つ。2週前の安田記念、ジャスタウェイでVを決めた柴田善。「断然の1番人気でもプレッシャーはなかったよ」とサラリと振り返った47歳は今週、函館重賞初Vに挑む。パートナーはデビュー時からコンビを組む7歳馬セイコーライコウだ。
前走は自身の進言もあり、初の直線競馬となる韋駄天Sに参戦。「気性的に反抗するようなところがある。特殊なコースの“千直”なら、馬の気持ちが変わって、真面目に走ることがある」。結果は余裕たっぷりに抜け出す楽勝劇。豊富な経験に基づいた読みがピタリとはまった。
今夏はサマースプリントシリーズを転戦する予定。「千直のアイビスSD(8月3日・新潟)はチャンスだからね。能力は重賞でも足りる。ここを何とかできれば」。夏の短距離王へ向けて、初戦は大きな鍵となる。冷静な手綱さばきでVをたぐり寄せる。