「グランドチャンピオン・ＳＧ」（２４日開幕、浜名湖）

　前回ＳＧのオールスターでは、優勝戦１号艇のチャンスを生かせなかった今村豊。安岐真人氏（現・本紙評論家）が持つ最年長ＳＧ制覇（５２歳７カ月）の新記録樹立はならなかったが、今もなおバリバリの一線級であることを示すには十分な活躍だった。

　その今村。浜名湖ではめっぽう強い。当地では過去１８回のＳＧが開催されているが、そのうち１９８４年オールスター、９２年メモリアルと２度制覇。当地ＳＧ２Ｖは、ほかには坪井康晴（不参戦）しか達成していない。

　さらに、当地での通算勝率は７・９７。これは静岡の総大将・服部幸男をも上回り、今回出場メンバー中Ｎｏ．１だ。全速ターンで頭角を現し、今もスピードは衰え知らず。浜名湖は快速が生きる水面ということで、結果も残しやすいのではないか。

　前検日の前日にあたる２２日が誕生日。５３歳となって迎えるＳＧでも、年齢を感じさせないスピードを見せてくれるだろう。