【ボート】グラチャンカウントダウン5
「グランドチャンピオン・SG」(24日開幕、浜名湖)
昨年はSG初制覇を果たし、グランプリにも駒を進めた毒島誠。今年もクラシック、オールスターともに予選突破を決め、すっかりトップクラスに定着した印象がある。オールスターは快速に仕上げながらの準優惜敗だったが、クラシックは舟足劣勢ながら優出争いに食らいついた。仕上がりに関係なく、V候補として注目すべき存在になったと言える。
そんな毒島が全国に初めて名前を売ったのは、2010年に浜名湖で行われた新鋭王座決定戦だ。優勝戦では新田雄史と壮絶なデッドヒートを繰り広げ、今もなお名勝負として語り継がれている。同じ年の5月に、やはり当地で行われたオールスターでSG初参戦。毒島にとって浜名湖は、節目を飾ってきた水面だ。
そんな思い出いっぱいの水面に、今年は1月に大きな“忘れ物”をしている。周年記念「浜名湖賞」では優勝戦に1号艇で登場したものの、群馬支部の先輩にあたる山崎智也に屈して戴冠を逃した。今回はその雪辱戦。気合満点の走りに期待が集まる。