【CBC賞】ベルカント3度目重賞Vだ

 「CBC賞・G3」(6日、中京)

 サクラバクシンオー産駒の快速娘が、電撃の舞台で躍動する。ベルカントが三度目の重賞制覇を狙う。角田師は「順調。予定通り、ここを目標に仕上げています」と笑みを浮かべた。

 33年ぶりの牝馬Vをもくろんだ3走前の朝日杯FSは10着、前走の桜花賞も10着。マイルの壁を痛感した陣営は、すぐさまスプリント路線へ矛先を向けた。

 「マイルだと最後の1Fで止まる。千二なら折り合いの心配もないですからね。当初は函館スプリントSも選択肢に入っていましたが、今年のスプリンターズS(10月5日・新潟)と同じ、左回りの中京を選びました」。ベストの条件で好結果を残し、実りの秋へとつなげたいところだ。

 仕上がりも文句なし。6月26日に栗東坂路で行われた1週前追い切りでは4F49秒0‐36秒2‐12秒8と一番時計をたたき出した。

 「この馬の良さはスピード。古馬との力関係は分からないが、チャンスはあると思う」と意欲を示す。持ち味をいかんなく発揮して、期待に応えてみせる。

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