【ラジオN賞】クラリティ実力上位だ
「ラジオNIKKEI賞・G3」(6日、福島)
クラリティシチーは2勝馬だが、実力的には上位の存在だ。3走前のスプリングSでは3着に入り、皐月賞にまで駒を進めた。結果は8着に敗れたものの、勝ったイスラボニータに0秒5差の8着と健闘。一線級相手でも通用することを証明して見せた。
「春はちょっと厳しいローテーションになったが、本当によく頑張ってくれた。どんなレースでもしっかり走るタイプ。何とか重賞を勝たせてあげたいんだ」と上原師は力を込める。
6月25日に行われた美浦Wの1週前追い切りは3頭併せ。道中の行きっぷりは抜群。直線鋭く伸びて、5F69秒5‐40秒6‐12秒8で併入した。文句なしの動きで、順調な仕上がりぶりをアピールした。
「この中間も順調。ここまで予定通りに調整できた。仕上がりは引き続きいいよ。スタートも上手になってきたし、福島コースも問題はない」ときっぱり言い切った。
前走は先手を奪うと、そのまま力強く押し切って完勝した。「2勝馬といっても、戦ってきたメンバーが違う。前走のような競馬ができれば」と重賞初勝利に熱く燃えている。