【CBC賞】石橋師、重賞初制覇狙う
「CBC賞・G3」(6日、中京)
厩舎開業から約4カ月。CBC賞にカイシュウコロンボを送り出す石橋守調教師(47)=栗東=は、これが厩舎の重賞初挑戦となる。
13カ月ぶりだった前走は10キロの馬体減も影響して9着に敗れた。「体がどこまで戻っているか。それでも前走よりはいい。能力はあると思うし、マイルより千二の方がいい」。控えめな言葉の中に期待感をにじませる。
競馬学校の第1期生として騎手デビューを果たし新人賞を獲得。22年目を迎えた06年にメイショウサムソンで皐月賞、ダービーを制し、G1ジョッキーとなった。13年に調教師試験に合格。積極的に馬にまたがる新トレーナー指揮のもと、厩舎は現在3勝を挙げる。「スタッフがよくやってくれている。自分の厩舎の形を崩さずに土台を築き上げたい。重賞だけど、普通のレースでも同じ気構えだよ」と自然体を強調した。
“初騎乗、初勝利”を挙げた騎手デビューから29年‐。今度は調教師として重賞“初挑戦、初制覇”を狙う。