【七夕賞】ラクリマの舞台!連覇へ自信

 「七夕賞・G3」(13日、福島)

 得意の舞台で今年もタイトル奪取を狙う。昨年は4角先頭の積極策から押し切り、1番人気に応えてみせたマイネルラクリマ。2着に2馬身半差は、近10年で最大の着差だった。福島芝2000メートルは重賞Vを含めて3戦2勝、2着1回。「福島は走るよね」と上原師もコース適性には絶対の自信を持つ。

 今年は5月に初の海外遠征を敢行し、香港の強豪が集うチャンピオンズマイルに挑戦。10着と完敗したが、帰国初戦のエプソムCでは2着と気を吐いた。「帰厩してからわずか10日での出走」と万全の態勢ではないにもかかわらず、勝ち馬ディサイファと同タイムでゴール。遠征を経て、精神的な強さを身につけたのだろう。

 前走後は中1週で宝塚記念への参戦が検討されたほどで、反動は一切なし。「疲れがなかったから、使える状態だったけどね。オーナーの意向もあってこちらに。前走よりもいい出来で臨めそう」と指揮官は上積みを強調する。08、09年ミヤビランベリ以来の連覇へ、盤石の態勢で送り込む。

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