【プロキオンS】森田師アシュラで挑む

 「プロキオンS」(13日、中京)

 今春開業したがキョウエイアシュラで重賞初挑戦初Vを目指す。一時、不振に陥ったが、2走前にダートに矛先を向けると覚醒。開業初勝利をもたらしたメモリアルホースで、重賞タイトル奪取を狙う。

 準オープンに昇級して以降、芝で低迷していたキョウエイアシュラをダートへの路線変更と強行軍で覚醒させた森田師。6月14日、厩舎初勝利となったメモリアルホースで、今度は重賞初勝利に挑む。

 「まさかダート馬だったとは。オレも見る目がねぇなって(以前管理していた矢作師から)言われたよ」と笑顔を見せる森田師。キョウエイアシュラは、調教師を志してから厩舎開業まで、森田師をバックアップしてくれた矢作師から受け継いだ。

 転厩後は完敗が続いた。せっかく好素材を託されながら、手をこまねいているわけにはいかない。

 13着に敗れた東京での3走前。レース後すぐに息が入っていたことで森田師は連闘を決め、ダートの薫風Sへ矛先を向けた。結果は0秒3差の4着惜敗。砂適性を確信すると今度は中1週で阪神へ。強行軍ながら、開業64戦目でうれしい厩舎初V。それは、森田師だけではなく、ダート馬として目覚めたアシュラにとっても貴重な1勝となった。

 「タフな馬だよ。衰えはないし、回復も早い」とニヤリ。「毛ヅヤはいいし、変わらず順調にきているよ」と出来の良さをアピールする。

 自身の重賞初挑戦については「使わないと勝てないから」と野心をのぞかせて「右回りの方がスムーズだったけど、2走前の東京がいい内容だったし、今なら左回りでも。重賞でどれだけやれるか楽しみ」と目を輝かせる。重賞初Vを成し遂げて“師匠”の矢作師へ恩返しだ。

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