【函館記念】パラダイス3度目の正直へ
「函館記念・G3」(20日、函館)
意欲的な追い切りを消化し、いざ“3度目の正直”へ‐。函館記念は一昨年が1番人気で4着、昨年は5着。好戦しながらもVに届いていないトウカイパラダイスが16日、函館Wではじけた。直線で追われて5F66秒4‐37秒9‐12秒2。「すごくいい状態で臨める。去年よりもいい」と柴山は満面の笑みだ。
キズナの2着に入った前々走の大阪杯から一転、前走の鳴尾記念では9着に完敗した。「ヨーイドンの競馬は合わない。力を出し切れなかった」と唇をかむ。「今回は折り合いを気にせず、気分良く走らせたい。馬は完成されてきた。最後に決めたいね」。今夏の函館で9勝を挙げ、三浦(11勝)に次ぐリーディング2位タイと好調な36歳は力強い言葉で締めた。