【ジュライS】ヴォーグトルネード圧巻
「ジュライS」(20日、中京)
圧巻の末脚だ。ヴォーグトルネードが、後続を4馬身突き放す圧勝劇で連勝を決めた。
最後方からでも慌てず騒がず、4角でも14番手。直線はロスなく馬群をさばいて突き抜けた。「前半はついていけなかったが、腹をくくった」と福永は会心の追い込みVに満足げ。五十嵐師は「クラスが上がるごとに切れるようになった」と驚きの表情で期待馬のオープン連勝を喜んだ。
秋のダート王決定戦は、これまでのJCダートからチャンピオンズC(12月7日)に。舞台は今回と同じ中京ダート1800メートルだ。「左回りにこだわる」と、トレーナーはBSN賞(8月30日・新潟)での賞金加算をにらめば、主戦も「いよいよこれから」と先を見据えた。サウスポーの5歳馬が頂点奪取へ、さらに加速していく。