【函館記念】グランデッツァ10着完敗

 「函館記念・G3」(20日、函館)

 秋山のムチに反応をすることなく、ズルズルと後退した。単勝3・6倍の1番人気に推されたグランデッツァは10着に完敗。12年スプリングS以来となる重賞Vを目指し、馬任せに2番手を確保したが、直線入り口では既に手応えがない。「3角まではいい感じだったのに」と主戦は肩をガックリと落とした。

 最終追い切り後にテンションの高さを懸念材料としていた鞍上。「きょうは落ち着いていた。でも反応できなかった」と状態面が万全だった以上、残る敗因として考えられるのはただ一点だ。「2000メートルが微妙に長いのかな」。振り返れば、日本レコードで制した5月の都大路Sを含めて過去に挙げた4勝はいずれも1800メートル。“1Fの壁”は想像以上に大きかった。

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