【エルムS】ブライトライン戦闘モード
「エルムS・G3」(27日、札幌)
決して褒められた追い切りではない。函館Wに登場したブライトラインは23日、スタート直後からガッチリとハミをかんで鞍上がひと苦労。序盤から息が入らなかった分、最後は完全に脚が止まった。5F67秒8‐41秒5‐14秒0。これには鮫島師も「テンから飛ばしてしまいは時計がかかったね」と苦笑いだ。
それでも「動きそのものはいい。戦闘モードに入ってきたんでしょう」と仕上がりには及第点を与える。前走のゴドルフィンマイル5着後は、放牧でリフレッシュ。中間は計13本の時計を出し、入念に乗り込んできた。「このレースを目標にいい感じ」と状態面に太鼓判を押した。
「去年は直線で詰まって3着。当時よりいろいろ経験して馬も成長している。札幌競馬場が新しくなって最初の重賞を獲りたいね」。1年前のうっぷんを晴らし、実りの秋へとつなげていく。