「中京記念・Ｇ３」（２７日、中京）

　フラガラッハが２３日、軽快リハで好調ぶりを示した。栗東坂路で単走追い。４Ｆ５３秒８をマークした。前半は１５秒４‐１４秒１と緩やかなラップを刻んだが、徐々に“静”から“動”へ。ハミをかけ直す鞍上のアクションに反応し、ラスト２Ｆは１２秒２‐１２秒１の鋭さだ。騎乗した高倉は「先週は１Ｆ目から気負っていたけど、きょうはリラックスしていた。テンはゆっくりでしまいを伸ばす、いい追い切りができた。ベストの状態と思う」と満足げに話した。

　史上５頭目となるＪＲＡ平地同一重賞３連覇がかかる。主戦にとっても思い入れのある相棒だ。「ペースが落ち着きやすくこの馬に合う。初めて重賞を勝った馬ですし、思い切った騎乗でしっかりと結果を残したい」と力を込める。松永幹師も「高速馬場だと追走するだけで終わるけど、中京だといい形になる。久々のマイルだけど、中京だから使うんです」と１年ぶりのＶを期待した。相性のいいステージで末脚を発揮する。