船橋オート廃止に選手会が怒りの会見
売り上げの低迷と、今後の改修工事費用等の捻出が困難なことを理由に、船橋オートが2015年度末で廃止される方向であることが、4日に明らかになったが、真っ向から反対する選手会船橋支部所属の選手たちが5日、船橋オートの優勝戦終了後に、怒りの記者会見を開いた。
今年4月から船橋支部長になった永井大介(37)は、廃止の危機に直面している船橋オートの存続に向けて、精力的に動き回ってきただけに、廃止決定へという報道に納得できない様子。「何とか存続させたいと、賞金減額による補てん金捻出など、あれこれ知恵を絞っているときに、選手会には何の相談もなく、一方的に廃止決定報道が出てしまった。そりゃないでしょう。改修工事の費用見積もりにしても、大げさな算出。やり方次第で何とかなるんです」と訴えた。
廃止のニュースが出てから、同レース場には存続を求めるファンの電話が殺到しているという。今後、選手会は署名運動などで、存続活動を行っていく。ただ、7日に行われる小型自動車競走運営協議会で、廃止が正式決定する可能性もあり、この流れを食い止めることができるのか。