【札幌記念】ゴールド前哨戦へ人馬一体
「札幌記念・G2」(24日、札幌)
史上初めて宝塚記念の連覇を決めてから1カ月半。それ以来のコンビ結成でも、ゴールドシップと横山典の呼吸はぴったりだった。ゴールドシップは13日、函館Wで5F70秒0‐41秒3‐13秒2を強めのタッチで記録し、アドマイヤランディ(3歳1000万下)を1馬身突き放してゴールへ飛び込む。道中の折り合い、しまいの反応はともに文句なしだ。
「(直前に)すごい雨にたたられたけど、気分が良さそうで走りも良かった。厩務員さんも“いい”と言っていたからね。今のところ不安はない」と横山典は納得の笑みを浮かべる。この日の函館競馬場は夏休み特別企画「ゴールドシップ号の調教を見にいこう!」が行われ、徹夜組6人を含む620人ものファンが来場。そんななかでの上々のパフォーマンスに、須貝師も「すごくいい雰囲気。体に緩みもないですよ」と合格点を与えた。
札幌記念後は凱旋門賞・仏G1(10月5日・ロンシャン)へ。いよいよ海外へと出航する。「横山典君とゴールドシップの楽しんでいる走りを見てもらいたい。もちろんいい結果を望んでいます」。日本での“前哨戦”で弾みをつけ、世界一決定戦へと乗り込む。