【札幌記念】ゴールド貫禄V決める
「札幌記念・G2」(24日、札幌)
宝塚記念で史上初の連覇を達成したことで、凱旋門賞挑戦にゴーサインが出されたゴールドシップ。その大一番のステップレースとして、陣営が選んだのは札幌記念だった。前走から、わずか2カ月足らず。夏休みというには少し短い休養だったが、むしろそれだけ状態の良い証拠でもある。
須貝師は「宝塚記念は今までのレースの中で負担が少なくて、疲労感がなかった。かなりスムーズにメンテナンスができた」と前走後の状態と、ここに至るまでの経緯を説明する。その言葉通り、7月30日に栗東へ帰厩してからは順調そのもの。8日には函館へ移り、13日のWでの1週前追い切りでは、横山典を背に豪快な動きを示している。
久々にまたがった名手も「機嫌がいいし、状態もいい。馬がちゃんと走るためには状態が一番大事だから」と好感触。好メンバーがそろった一戦に「ハープスターやロゴタイプなどG1馬がいて、素晴らしい馬が集まった。その中で戦うのはうれしいこと。お客さんにいいレースを見てもらいたい」と意気込みを口にした。世界に旅立つ前の北都決戦。弾みをつけるためにも、貫禄Vを決めてみせる。