【新馬戦】良血パピーラヴ仕切り直し
「新馬戦」(25日、新潟)
注目の良血がデビューする。土曜新潟5R(芝1600メートル)で初陣を迎えるパピーラヴ(牝、父ディープインパクト、美浦・国枝)は、全兄に12年ダービー馬ディープブリランテを持つ血統馬。当初は6月の東京を目標に調整していたが「追い切りの動きが物足りない」と国枝師はデビュー延期を決断。放牧を挟んで成長を促し、ようやくゴーサインが出た。
13日の1週前追い切りでは美浦Wで6F85秒6‐39秒7‐12秒7をマーク。430キロとコンパクトな体を躍動させながら、僚馬に2馬身の先着を決めた。「以前は併せ馬で併入止まりだった。スッと反応できるようになっている」と指揮官。驚くような時計こそ出していないものの、切れは徐々に増してきた。
ディープブリランテとはタイプは違うようで「向こうは折り合いに苦労したみたいだけど、この馬は気性的な心配がない」と操縦性の高さを評価。「まだ胸前が細い」と満点ジャッジとはいかないが、これも期待の高さゆえ。未完成の状態で初戦を突破するようなら、夢は大きく膨らんでいく。