【ボート】メモリアルカウントダウン5
「ボートレースメモリアル・SG」(26日開幕、若松)
昨年まで5年連続SG制覇を成し遂げているのが瓜生正義。2009年オールスター(福岡)を皮切りに毎年、どれかのSGを優勝し続けている。これは、植木通彦(引退)が1993~97年に果たした記録に並ぶ歴代最多タイ。瓜生が今年SGを勝てば、史上初の大記録となる。
その中でもメモリアルとは相性が良く、11年(福岡)、12年(桐生)と連覇。3連覇を目指した昨年(まるがめ)は準優3着に散ったが、ここでも予選2位通過と存在感は十分に示していた。今年は地元の若松が舞台。記録達成には絶好に思える。
ところが、若松での大レースでは地元勢が苦戦傾向にある。過去16回の当地SGで福岡支部の優勝は3度あるが、いずれも昼開催でのこと。植木が02年オーシャンカップを制したのが最後で、ナイターSGの過去6回はいずれも遠征組が制している。瓜生も、若松では56周年記念(08年)を優勝しただけだ。
地元苦戦の過去をはねのけて、史上最多の6年連続SG制覇となれば、瓜生にとっても地元ファンにとっても最高の結末に違いない。