【キーンランドC】オリオン不安なし
「キーンランドC・G3」(31日、札幌)
3月のオーシャンSに続く2度目の重賞Vを狙うスマートオリオンが27日、札幌芝を軽快に駆け抜けた。単走、しまい重点の内容で5F69秒8‐37秒4‐12秒3をマーク。切れのあるフットワークが体調の良さを物語っていた。
騎乗した水出助手は「上がり重点のケイコは予定通り。馬場の外を回ったもので、時計的にも十分でしょう」と納得の表情でうなずく。中1週での競馬となるが、「連闘で重賞を勝っている馬なので」と重賞初制覇を決めたオーシャンSを例に挙げ、体調に不安はないことを強調した。
前走のUHB賞は勝ったマヤノリュウジンの切れに屈して2着に敗れたが、「トップハンデを背負っていたので」と悲観していない。2走前の函館スプリントSは直線で前があかずに9着だったものの、洋芝の北海道シリーズは4戦2勝2着1回と好成績。舞台相性の良さは証明済みだ。
鞍上は今週から復帰する武豊。名手を背に、北の大地で躍進する。