【新潟2歳S】的場ナヴィオンで悲願を

 「新潟2歳S・G3」(31日、新潟)

 関東の若武者が週末を楽しみにしている。新潟2歳Sでナヴィオンとコンビを組む的場勇人騎手(26)=美浦・フリー=が、自身にとって待望の重賞Vへ気合を入れる。ダービートレーナーからもらった最大のチャンス。再び、デビュー戦で見せた鬼脚発揮で応えてみせる。

 ナヴィオンへの連続騎乗依頼。ダービートレーナーの期待に応えようと、的場が闘志を燃やしている。

 06年にデビューして以降、重賞には42回騎乗してきたが、最高着順は4着が3回(08年クイーンS、愛知杯=アドマイヤスペース、11年中山金杯=モエレビクトリー)で、今年は騎乗機会が関屋記念(ラインブラッド=16着)の1回だけと、現状は決して恵まれた環境ではない。

 橋口師から初めて騎乗依頼を受けたのが、6月東京のパラダイスSだった。11番人気のシャイニーホークで10着と結果は出せなかったが、師は「自分が描いていた通りの乗り方をしてくれたね」と、その騎乗ぶりを高く評価。それがナヴィオンのデビュー戦での騎乗につながった。そして4角14番手から上がり3F32秒7の鬼脚を発揮して首差V。見事に期待に応えてみせた。

 連続しての騎乗依頼に当然、期するものがあるはずだ。デビュー戦と同じ舞台に「しまいがとてもしっかりしているので、広いコースで伸び伸び走れる形が合う。新潟の外回りはぴったりですね」と胸を張る。「あとは返し馬で感触をつかみ、馬にとっていいリズムで走らせてあげられれば」と前を見つめた。名伯楽からもらった最大のチャンス。待望の重賞Vへ、関東の若武者が心を躍らせている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス