【キーンランドC】ティサージュ復活
「キーンランドC・G3」(8月31日、札幌)
ローブティサージュの背中で三浦は、はじける末脚を信じて待った。直線、視界が開けると一気にスパート。押し切りを狙うマジンプロスパーをとらえ、外から強襲してきたレッドオーヴァルを首差しのいだ。12年阪神JF以来、1年9カ月ぶりの勝利を挙げて復活をアピールした。
函館スプリントSでは強襲するも2着惜敗。2度目の6F戦できっちり結果を出した。三浦は「1200メートルにも慣れたようだし、馬の気持ちを損ねないように乗った。前走より前でレースできるようになりました」と振り返った。
これでサマースプリントシリーズのポイントを「15」としてトップに立った。今後は優先出走権を獲得したスプリンターズS(10月5日・新潟)へ直行する公算が大きい。
レース間隔は約1カ月と短いが、今回同様に短期放牧を挟み、直前の2週間弱で仕上げることになりそうだ。三浦は「滞在も、洋芝も合っていたには違いありませんが、スプリント戦でこれだけの脚を使えたのは次につながります」と手応えをつかんでいる。2度目のG1制覇へ視界良好だ。