「児島キングカップ・Ｇ１」（４日開幕、児島）

　岡山県倉敷市の児島ボートレース場で、４日から９日まで『Ｇ１・児島キングカップ開設６２周年記念競走』が開催される。

　年末のグランプリ出場をかけた戦いもあと３カ月。Ｇ１は９月１節目の児島キングカップを含めて１０戦、ＳＧはボートレースダービー（全日本選手権）とチャレンジカップを残すのみとなった。

　ドリーム組で獲得賞金ランク上位につけているのは松井、吉田。松井は３月尼崎ボートレースクラシックでＳＧ優勝、２月住之江の近畿ダービーと５月津周年で２回のＧ１優勝がある。吉田は３月以降爆発的な活躍を続け、４月大村周年でＧ１初Ｖ。７月宮島ＭＢ大賞ではまくりでＧ２Ｖを飾り、続くまるがめオーシャンカップでＳＧ初制覇を成し遂げている。

　昨年のキングカップ覇者・井口は３月とこなめ周年でＶ。坪井は６月江戸川周年をまくり差しで制した。１月からつ周年で今年最初のＧ１を制した田村は以後快音が聞かれず１９位。篠崎は昨年８月、まるがめのＳＧ優勝戦でＦを切り今年は一般戦回り。６月若松周年でＧ１戦へ復帰し、１０月ダービーがＳＧ復帰戦となる。一般戦でＶ６だが、賞金ランクは４７位。逆転グランプリ出場へＧ１で決定打が欲しいところ。

　地元岡山勢は山本浩次、吉田拡郎のＳＧ覇者２人、寺田千恵、田口節子の女子２人を含めた８人が出場する。今大会最若手は昨年１０月児島でデビュー初Ｖを決めた１０６期の岩瀬で、ベテランから若手まで個性あふれるメンバー構成だ。児島周年は最近１０年でＧ１初優勝者が４人。今年もあっと驚くニューヒーローが誕生するかもしれない。