「新潟記念・Ｇ３」（７日、新潟）

　サマー２０００シリーズ・チャンプへ、メイショウナルトが３日、文句なしの最終リハを行った。

　整地されたあとの栗東ＣＷで単走追い。徐々にピッチを上げて行くが、決して無理はしない。直線に向くと、鞍上からの軽い合図に瞬時に反応し、最後は上々の切れ味を披露。６Ｆ８１秒３‐３８秒１‐１２秒５のタイムをマークした。動きを見届けた武田師は「以前ほどの迫力は見せなくなったが、その分、動きがスムーズになったね。このところは（精神的に）落ち着いている」と目を細めた。

　一時はレースで走るのをやめてしまうという、気ムラな面ばかりが目立っていたが、ここ２走は七夕賞Ｖ、小倉記念３着と「集中して走れていたね」と振り返る。それでも指揮官は「俺はまだ信用していないけどね」と苦笑いだが、「輸送減りすることを考えて、うまく調整できれば」とうなずく。

　ここを勝てば確実にサマー２０００シリーズ王者のタイトルが手に入るが、「結果はあとからついてくるものだから」。あくまでも自然体で臨む構えだ。