【小倉2歳S】連闘ロットリーV狙う
「小倉2歳S・G3」(7日、小倉)
先週、小倉で新馬戦を勝ったばかりのロットリーが、そのまま滞在しての連闘策で、重賞獲りへ意欲を見せている。
4日朝は藤岡師を背に角馬場で軽いキャンター。約20分ほどかけて入念な確認作業が行われた。まれにしか調教をつけない師が栗東から駆けつけたのには理由がある。新馬戦で外に逃げた理由を探るためだ。「真っすぐに走らせないと重賞は勝てない。リングハミに替えるけど、チークピーシズを着けるか、乗って考えたかった。でも、物見はしていないし、チークはやめる。今度は大丈夫」と力強くうなずいた。
初陣は402キロと小柄な牝馬だが、細くなっていないこともトレーナーの頬を緩ませる。「カイバを食べるから減ることはない。実にならなくても力になればいい。間隔があいている馬より、連闘の方がいいかも。チャンスは十分でしょう」。小倉2歳Sは04年にコスモヴァレンチが連闘で制している。また、今年最初の2歳重賞・函館2歳Sも連闘のアクティブミノルがVを決めた。南国の2歳重賞も連闘馬がモノにする。