【凱旋門賞】ゴールドとジャスタ併せ馬
「凱旋門賞・仏G1」(10月5日、ロンシャン)
世界を目指す僚馬2頭がガチンコ勝負だ。まだ夜明け前の10日午前5時、白い輝きを放つゴールドシップと漆黒の馬体を躍らせるジャスタウェイが、栗東坂路で激しい競り合いを繰り広げた。
さすがは日本を代表する2頭だけあって、醸し出す雰囲気は迫力満点。実戦並みのハードな追い切りは、ともに譲ることなく併入を果たした。時計はゴールドシップが4F53秒2‐12秒5。ジャスタウェイが同52秒9‐12秒5。「2頭とも仲良く順調に来ているね。きょうは最初から最後まで併せてしっかりやれた。さすがに迫力があるよね」と、見守った須貝師も納得の笑みを浮かべた。
13日に栗東で検疫に入り、20日にフランスへ向けて旅立つ。「ここまで2頭とも想定通り。来週はともにジョッキーに乗ってもらって、行く前に感触を確かめてもらいます」。抜かりのない仕上げで決戦の地へと乗り込む構えだ。