【セントライト記念】ワールド態勢万全
「セントライト記念・G2」(21日、新潟)
態勢は万全だ。ダービー5着以来となるトゥザワールドの最終リハは17日、川田を背に栗東CWでクラージュドール(4歳1600万下)と併せ馬。4馬身追走から徐々に差を詰めると、直線は内へ。鞍上の右の肩ムチを合図に矢のような末脚を見せ、6F81秒7‐38秒2‐11秒6で2馬身半の先着を果たした。
主戦は「2週前にも乗せてもらったのですが、その時よりガラッと良くなり、春のいいころの感じに戻っています。言うことのない動き」と絶賛。池江師も「もともと完成度は高かったが、芯が入ってきた。動きも良くなったね」と好感触だ。
皐月賞2着を含めて春は無冠に終わり、川田は「ダービーは僕の導き方が良くなくてああいう結果になった。本当に申し訳なかったです」と唇をかむ。今後は、ラスト1冠の菊花賞に向かうことが濃厚。「何の心配もなくトライアルに行ける」と力が入る。実りの秋に向け、まずは白星発進を狙う。