「神戸新聞杯・Ｇ２」（２８日、阪神）

　素軽いフットワークを披露した。ヴォルシェーブは２４日、栗東ＣＷで単走。テンから余力十分に好ラップを刻むと、６Ｆ８１秒６‐３８秒３‐１２秒５のタイムをマークした。「しまい重視の指示。少し時計が速かったけどね。先週の時点で仕上がっているし、問題ない。具合はいいですよ」と友道師はうなずいた。

　勢いに乗りたい。府中で５００万特別‐１０００万特別を連勝。その後はここに照準を合わせ、早めに放牧先から帰厩して態勢を整えてきた。「前走で２４００メートルはクリアしているし、広い外回りのコースも合う。一線級との力関係がどうかだが、本番の菊花賞に向けて弾みをつけられれば」と意欲を見せる。重賞初Ｖをゲットし、一気に秋の主役へと躍り出る。