【凱旋門賞】ハープ川田ワクワク
「凱旋門賞・仏G1」(5日、ロンシャン)
2日に最終登録が締め切られ、20頭がエントリー。出走取消を受け付けた後、3日に枠順が確定する。
まさか、この舞台に立てるとは思わなかった。それが、ハープスターとコンビを組む川田の偽りのない心境だ。1年前の新潟2歳Sを制した時点で浮上した凱旋門賞挑戦プラン。ただ、欧州最高峰の舞台で騎乗できると思ったことは、一度たりともないと断言する。
「乗れるなんて思っていなかった。というか、そこについては考えないようにしていましたね」。そう振り返り、札幌記念直後に騎乗が決まった時の喜びを素直に伝える。「本当に光栄に思いました。言葉にならない、うれしさがありました」。
日本馬で海外のレースに挑むのは初めて。そんな実績のない自分に手綱を託されたが、今は楽しみの方が大きい、と表情を崩す。「僕個人としては穏やかな気持ちですね。もちろん、責任というのは感じていますが、ワクワクしています」と期待感をあらわにする。
「日本馬3頭ともチャンスがあると思いますが、この子が一番いい結果を出せるよう頑張りたい」と決意を語った川田。絶大な信頼を寄せるハープとともに、世界をアッと驚かせてみせる。