【いちょうS】ユニバース巻き返す
「いちょうS・重賞」 (11日、東京)
札幌2歳S7着から巻き返しを狙うミッキーユニバースは8日、美浦坂路で追われた。ジャングルクルーズ(5歳500万下)と併せて4F59秒4‐42秒8‐13秒4で併入。軽めの調整となったが藤沢和師は「月曜(6日)にしっかりとやっているからね」とうなずく。
今週は変則日程のため、7日がトレセンの全休日に。そのため、6日に美浦芝で5F66秒2‐37秒6‐12秒8を記録して、直前は軽めの調整を施した。「変則となったが、問題はなく順調だよ」と不安視していない。
札幌2歳Sは1番人気に支持されながらも見せ場をつくれなかった。「前走は結果として逃げたが、スタートがあまり良くなかったからね。最後は一杯になってしまったのも仕方がない」と指揮官は敗因を分析する。先頭を奪うまでに脚を使った分、しまいの踏ん張りを欠いたが、これが能力ではない。
今回は新馬戦を制した新潟と同じ左回りの東京コース。9日には東京競馬場へ移動し、環境になじませる。「新馬戦の内容を踏まえると今回の舞台変わりはプラスになる」。新馬戦で見せた豊かなスピードは、先行有利の開幕週の馬場で威力を発揮するはずだ。