【秋華賞】グレヴィルしぶといわヨ
「秋華賞・G1」(19日、京都)
マイネグレヴィルに大駆けムードが漂う。休み明けの紫苑S3着後、気配がアップ。持ち前の先行力としぶとさを生かして、1勝馬による秋華賞初Vの離れ業を目指す。
オークス以来の紫苑Sで3着に逃げ粘ったマイネグレヴィル。最後は4着馬を鼻差差し返して、しぶとさを示した。その後の調整は順調だ。全休日の14日も元気に馬場入りしてダートの美浦南Aをキャンターで軽快に流した。
「状態は良さそう。予定通りに来ている」と中島助手。「いい感じのキャンターだった」と明るい表情で話した。3カ月半ぶりのレースだった紫苑Sでは馬体重がプラス8キロの468キロだったが、現在はさらに増えて486キロ~490キロぐらいあるという。
「京都への長距離輸送で10キロ~15キロぐらい減るイメージなので」と仕上がりに不安はなさそう。「前走は追い切りで全然動かなかったのに、レースではあの走りができた。まだ本気で走っていない」と叩いた上積みに期待する。
これまで重賞では札幌2歳S、フラワーCと2着2回。タイトルこそながいが、デビューから10戦してまだ2桁着順が一度もない。 「使ってだいぶ落ち着きが出て、乗っていて楽になった。小回りコースでは崩れていないので」と虎視眈々(たんたん)の中島助手。積極的な競馬で粘り込みを狙う。