デムーロ&ルメールが騎手一次試験突破
JRAは16日、平成27年度の新規調教師、騎手免許第一次試験の合格者数を発表。調教師試験は24人、騎手試験は2人が合格し、ミルコ・デムーロ騎手(35)=イタリア、クリストフ・ルメール騎手(35)=フランス=が難関を突破したことが明らかになった。
JRAの騎手免許試験は昨年度から外国人にも門戸が開放された。筆記で行われる第一次試験は英語での受験が可能。昨年受験したM・デムーロはこの一次試験で不合格となっていた。第二次試験は来年1月26日~28日に日本語による口頭試験で行われ、2月5日に合格者が発表される。
イタリアで吉報を受けたM・デムーロは「とてもうれしいです。大きなレースを勝ったときのような気持ちです。まだ二次試験が残っているので、気を引き締めて頑張ります」と喜んだ。またルメールは「本当にうれしく誇りに思います。今はただ感激しています。二次試験も頑張ります」とコメントした。
合格した場合、年間を通じて中央競馬で騎乗することが義務づけられることから、通年免許を持つ、JRA所属の外国人ジョッキーが初めて誕生することになる。