【秋華賞】レーヴデトワール万全リハ
「秋華賞・G1」(19日、京都)
紫苑Sを制したレーヴデトワールが16日、栗東CWで最終リハ。さすが良血馬と思わせる鋭い動きを披露し、万全の仕上がりをアピールした。
単走でしまい重点にきれいな後傾ラップを刻むと、ラスト1Fで肩ムチ1発。スムーズにギアを上げ、力強いフットワークでゴール板を通過し、6F86秒1-40秒6-12秒2を計時した。
セウアズールが抽選を突破し、4頭出しの松田博厩舎。上位人気が予想される黒鹿毛の良血馬について、指揮官は「ひと夏越して体がだいぶしっかりしてきた。カイバも食べているので、きょうもしっかりと追い切れた。動きに力強さが出て来たのがひと目で分かる」と満足そうにうなずいた。
主戦の川田は秋初戦について「ああいう(不良)馬場でもしっかりと伸びてくれた。最後まで本当にいい脚を使ってくれた」と勝ちっぷりを高く評価する。
一方で不安な面もある。気難しさがあり、春は鞍上の期待を裏切るケースが多かった。「(自分から)進むときと進まないときがある。今回もゲートを出てからどういう反応をするか。秋初戦のように、安定して走ってくれればいいですね」。集中力を持続させ、最後の一冠をつかんでみせる。