【天皇賞】エピファネイア復活の時
「天皇賞(秋)・G1」(11月2日、東京)
態勢は万全だ。エピファネイアの最終リハは29日、福永を背に栗東CWで単走。意識的にゆったりと入ると、中盤は自らハミを取って気持ちを表に出す。馬なりだったため、5F66秒5-36秒8-12秒4と時計は目立たないが、ゴール板を過ぎて追われると俊敏な反応を見せた。
角居師は「前向きになっていますね。普通キャンターでも(抑えるのが)ちょっとしんどくなってきましたから」と戦闘モードの愛馬に好感触。鞍上も「良かったね。3コーナーから馬がグイッと行ったからね。(時計も動きも)イメージ通り」と声を弾ませる。
精神面も充実している。「メリハリの利いた今までにない雰囲気。これでどういう結果が出るか」と主戦は楽しみにする。昨年の菊花賞馬が、復活ののろしを上げる。