【天皇賞】イスラ3着で快挙ならず
「天皇賞(秋)・G1」(2日、東京)
02年シンボリクリスエス以来、12年ぶりとなる3歳馬Vを狙ったイスラボニータは3着。3番手追走から、ラスト1Fでは1番人気馬らしく堂々と抜け出した。だが大外から強襲したスピルバーグにかわされ、最内のジェンティルドンナにもつかまったところがゴール。デビュー9戦目で初めて連対を外した。
「1頭になると遊ぶところがある。それが差された原因だろう」と初コンビのルメール。「結果的にはもう少し待った方が良かったのかもしれない」と無念そうに振り返った。
日本ダービーに続くここ一番での惜敗に、栗田博師も「先頭に立つとフワフワする。ダービーの時もそうだった。最後にそれを(ルメールに)言ったんだけど、なかなかね」と悔しそうな表情だ。
それでも古馬初対戦で、ディープインパクト産駒2頭の瞬発力に屈したとはいえ、今後に楽しみがつながった。次戦は未定だが、次の世代間闘争へ一から出直しを図る。