【京王杯2歳S】ミノルに鞍上も大興奮
「京王杯2歳S・G2」(8日、東京)
肩の柔らかさが特に目を引くアクティブミノルが5日、栗東坂路の外ラチ沿いを真一文字に登ってくる。上がりは松田が押さえていた手をやや緩めるだけでさらに加速。4F55秒1-12秒1を引っ張り切りでマークした。鞍上の声はやや興奮気味。「良かったでしょう。勝手に動いてくれる」。軽さ、柔らかさ、ラストの時計、全てが満点の追い切りだ。
手綱を取った新馬戦を余裕残しで快勝。しかし松田は騎乗停止のため、藤岡康とのコンビで臨んだ函館2歳Sの勝利は指をくわえて見るはめになった。「この馬の背中に戻してくれたオーナー、北出師に感謝しています」。中堅騎手ながら国内の重賞は未勝利。期する思いを胸に東上する。