【みやこS】ビクター駆ければスムーズ
「みやこS・G3」(9日、京都)
ひとたび駆けだしてしまえばスムーズだ。ナムラビクターは5日、ほとんど馬のいなくなった午前10時過ぎの栗東坂路で四肢を伸ばし、4F55秒5-40秒6-14秒3をマークした。
追い切り前は頑として動かなかった。登り口を前にしてテコでも動かなくなり、調教を拒否。3度も止まって、わずか100メートルを歩くのに5分もかけた。
それだけに進みだしたら福島師もホッとする。「この中間、特に変わっていない。普通に走ってくれたら結果はついてくる」。
今春のアンタレスSで重賞初制覇。前2走は勝利を手にしていないが、安定した成績を収めている。「勝ってごねるなら大歓迎だよ」と指揮官は自信ありげだ。