【ファンタジーS】エフェクト好気配
「ファンタジーS・G3」(8日、京都)
軽視は禁物だ。新馬-ひまわり賞を余力たっぷりに制して2戦2勝。メンバー唯一の九州産馬(鹿児島県・新保牧場)エフェクトが好ムードを漂わせている。「デビューの時から一般馬に混じってもやれるレベルだと思っていた。楽しみだね」と服部師は期待に胸を躍らせる。
仕上がりは文句なしだ。1週前には栗東坂路で自己ベストとなる4F52秒9をマーク。最終追いも軽快な脚さばきを披露した。「競馬を2回使ってテンションが高くなりそうだったから、放牧を挟んだ。リフレッシュできているし、いい形で出せると思う」と自信をのぞかせる。
九州産馬のJRA・平地重賞Vなら、05年アイビスSDのテイエムチュラサン以来、9年ぶりとなる。ファンタジーSでは08年カシノリファールの7着が最高着順。「センスは高いし、ここも自分の競馬をしてほしい」。連勝の勢いに乗り、力強く一般馬を蹴散らしてみせるか。