【エ女王杯】フーラに秘密兵器
「エリザベス女王杯・G1」(16日、京都)
出走馬18頭が13日、確定した。秋初戦の京都大賞典で7着に敗れたフーラブライドは、右側だけにチークピーシーズを装着し、ガラリ一変を狙う。
先週から装着している右側だけのチークピーシーズ。それこそが、フーラブライドにとってVへの秘策なのだ。
「レースも追い切りも少し右にもたれるところがある。もたれると立て直す時間が必要になりますから。一瞬の隙がG1になると命取りになることは分かっています。だから右側だけチークを着けました」と木原師は説明する。
調教では効果がはっきりと出た。いつもは苦しがってもたれるところで、もたれなかった。最終追い切りではハードにびっしりと仕上げることができた。
「順調過ぎるぐらい順調にきましたね。水曜日に追い切って、翌日はピリッとした面が出てきました。ジリっぽい馬ですが、今度はこれまで以上に切れると思うんです」と指揮官はにんまりだ。
実戦でも片側チークピーシーズが武器になる。「レースではどうなるかは分からないけど、プラスになると信じています」と“秘密兵器”の効果に期待していた。