【エ女王杯】ヌーヴォ無念…また2着

 「エリザベス女王杯・G1」(16日、京都)

 3番手で併走したメイショウマンボを置き去りにするように、4角でスパートをかけた樫の女王。サンシャインとヴィルシーナの間を割って、1番人気ヌーヴォレコルトが先頭に立つ。だが、1頭だけ振りほどけない馬がいた。ぴったりと後ろにつけていたラキシスが、じりじり迫り並ばれたところがゴール。2冠達成を逃した秋華賞と全く同じ首差で、無念の逆転を許した。

 「ゲートも出たし好位で流れに乗れた。早め先頭でも、と思っていた」と岩田。あるいは、直線でショウナンパンドラをとらえ切れなかった秋華賞の悔しい負けが頭にあったのか。早いタイミングの飛びだしは予定通り。ただ「発走直後に内を取りに行った分、力んだかな。向正面は折り合っていたけど」というわずかな気負いが、最後の伸びを鈍らせたのかという悔いは残る。

 斎藤師も無念の表情を隠せない。「お姉さんにやられちゃいました。直線はしのげるかと思ったけど。負けたのは切れる脚がないということ」。それでも3歳牝馬3冠の3、1、2着に、もうひとつG1・2着を上乗せした安定感は渋い輝きを放つ。「秋は3戦使ったのでとりあえず」と、2つ目のタイトル奪取を来年の励みにして、ひと足早い冬休みに入る。

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