【ボート】下関CCカウントダウン5
「チャレンジカップ・SG」(25日開幕、下関)
今村豊がますます輝きを増している。「たとえ負けても、“頑張った”と思ってもらえるようなレースをしたい」。全力でプレーする姿は、ファンを魅了してやまない。
特筆すべきは今年のSGオールスター、グランドチャンピオンで連続して優勝戦1号艇を獲得したことだ。優勝はいずれも菊地孝平が手にしたが、名うての実力者が集結するSGで、シリーズを通じてトップの仕上げ、成績を残した手腕は賞賛に値する。
下関では無類の強さを誇る。10月には実に12年ぶり5回目の地元周年Vを決めた。「まだまだやれる。元気な姿をみせたい」。まだ達成していない地元SG制覇へ意欲を見せる。
もうひとつ忘れてならないのはデイリースポーツ評論家・安岐真人氏がもつSG最年長優勝記録(52歳7カ月)の更新だ。「なかなかできないから記録なんです」と53歳5カ月の今村は謙そんするが、地元・下関でのSGという最高の舞台がそろっている。新たな歴史を刻めるか-レジェンド・今村豊から目が離せない。