【JC】ジャスタ意地の2着死守
「ジャパンC・G1」(30日、東京)
世界ランク1位の面目は保った。道中はインの8番手でじっくりと脚をためたジャスタウェイ。直線もしぶとく脚を伸ばしたが、先に抜け出した勝ち馬が強過ぎた。それでも天皇賞馬スピルバーグ以下、後続の追撃を振り切って2着を死守した。
「競馬自体はバッチリ。でも1頭強いのがいた」と切り出した福永。「直線はこれならと思ったが、最後の100メートルで脚が鈍った」と悔しそうに振り返った。エピファネイアもずっとコンビを組んできた“お手馬”だ。代打のスミヨンにおいしいところをさらわれて複雑な思いもあるだろう。それでも「すごく立派な走りができた」と世界No.1ホースの頑張りをたたえた。
須貝師も「最高のパフォーマンスができた。勝った相手をたたえるべきだ」とさばさばした表情。とりあえずこれまで2戦して2度とも着外に敗れていた2400メートルでも、十分戦えるメドが立ったのが一番の収穫だ。ロンシャンでの完敗を引きずることなく輝きを取り戻した。今後は未定だが、次のステージが楽しみになった。