【ステイヤーズS】ブレーヴ汚名返上だ
「ステイヤーズS・G2」(6日、中山)
工夫を凝らした内容で汚名返上だ。1番人気のアルゼンチン共和国杯で14着に惨敗したホッコーブレーヴが3日、美浦Dで意欲的な3頭併せを行った。
5Fで僚馬レアルイモン(2歳未勝利)、ディアアスペン(4歳500万下)を大きく追走。3角から徐々に差を詰めると、直線では2頭の間に突っ込んだ。一杯に追われると最後はそれぞれに先着し、5F62秒9-36秒4-11秒8をマーク。この日のDでの一番時計となった。
動きを見届けた松永康師は「最後はグイッと伸びてくれた。前走よりもいいね」と満足そう。直線で馬の間に入れたことについて、「前走は気合不足のところがあったので、闘争心を引き出すために行った」と説明した。
今回の3600メートルは未知の領域となるが、「エンジンのかかりが遅いので合っていると思う」と前向きにとらえる。今春の天皇賞で3着に好走した実力馬が、師走名物のマラソンレースで重賞初Vを狙う。