【金鯱賞】ソミュール折り合い付いた
「金鯱賞・G2」(6日、中京)
エアソミュールの最終リハは3日、武豊を背に栗東坂路で行われた。折り合いに専念しながら、しっかりと負荷をかける。この難しいミッションを鞍上はサラリとやってのけ、4F53秒3-39秒1-13秒0をマークした。
武豊は「順調に来ています。折り合いが付いて、いい追い切りができましたね」と笑みを浮かべた。ちょっとしたことでハミをかんでしまう難しい面がある。それは実戦で大きな痛手になる。まだ完全に信用できたわけではないが、毎日王冠Vでの確かな手応えが鞍上には残っている。
「(前走は)普通に乗れましたからね。今年に入って本格化してきた感じですよ」と武豊が言えば、辻野助手も「折り合い面で成長しているし、レースぶりも良くなってきましたね」と前を向く。
5歳秋になっての本格化。それでもまだまだ油断はできない。今回もテーマは“折り合い”。それさえ可能なら、G2連勝もたやすい地力の持ち主だ。