【チャレンジC】ヒカリ抜群スピード
「チャレンジC・G3」(13日、阪神)
文句なし。遅れてきた大物エイシンヒカリが10日、栗東坂路で抜群のスピードを誇示した。
前半からスピードに乗ると、先行した僚馬エイシンオルドス(3歳1600万下)を並ぶ間もなくかわす。そして、そのまま一気に突き放すと4F51秒9-38秒0-13秒5のタイムをマークした。
「具合はめっちゃいいですね」と、調教パートナーの西谷(レースは岩田)が太鼓判を押す。「先々週、先週とコース(CW)でためてしまいを伸ばすケイコはしてあるので、きょうは息を整えるぐらい」と順調な調整過程を説明する。
ただ、坂口師には誤算があったようだ。「一杯にやってと言ってあるから、後ろからもっとためられたら良かった。まあ、状態は良さそうだが…」と複雑な表情を浮かべた。
4月のデビューから破竹の5連勝。2戦目からはスピードの違いを見せつける逃走劇の連続だ。前走は直線で外ラチまで斜行する破天荒な競馬ながら、きっちりとVをモノにした。「番手に控えても競馬はできるんだが、スタートがいいからなあ」と指揮官。いよいよ重賞初挑戦。レースぶりに注目だ。