【阪神JF】鋭伸ドンキ大一番で反撃だ
「阪神JF・G1」(14日、阪神)
速い時計は必要なかった。レッツゴードンキは10日、朝一番の栗東坂路で単走。前を走る僚馬2頭を壁にするように控え、じっくりと折り合いに専念。しまいを自然に伸ばして、4F56秒8-41秒3-12秒8をマークした。
2週続けて騎乗した浜中は「先週はコントロールが利かなかったけど、今週の方がいいですね。ハミを(トライアビットに)替えて乗ったけど、折り合いがつきやすい坂路だったこともあり、我慢できていましたね」と納得の表情。見届けた梅田智師も「先週は持って行かれてたけど、今週はいいね。どうにか“追試”に合格できたかな」と満足げな笑みを浮かべた。
前走のアルテミスSは勝ちに等しい内容だった。出負けして中団からとなったが、直線では力強い末脚を見せて鼻差2着。「今回も能力的には負けていないと思う。G1で流れが速くなるだろうし、リズム良く運べれば」と指揮官は、大一番での反撃に意欲をのぞかせていた。