【朝日杯FS】アッシュ伸びず8着完敗
「朝日杯FS・G1」(21日、阪神)
史上2例目の3きょうだいJRA・G1制覇はならなかった。4番人気に推されたアッシュゴールドは8着。道中は最後方で運び、直線は大外へ。メンバー2位タイとなる上がり3F35秒5の末脚で差を詰めたが、道悪の影響もあり、前をとらえ切るほどの伸びは見られなかった。
「この馬は本当に難しい。うるさくて返し馬から力んでいた。直線はジリジリと伸びているんですが。気性の成長が必要ですね」と池添は唇をかむ。06年覇者ドリームジャーニーとの兄弟Vを目指した池江師も「イレ込みがきつく、口向きも安定しない。オルフェ(ーヴル)が若い時、京王杯(2歳S)で見せていた感じ。そのあたりを教え込んでいきたい」と今後を見据えた。
成長途上の2歳馬。課題を克服し、偉大な兄に追いつく機会はまだまだ残されている。