【有馬記念】最強エピファ最高潮
「有馬記念・G1」(28日、中山)
超豪華メンバーが集ったジャパンCで4馬身差の圧勝劇。あれから1カ月。エピファネイアが正真正銘の“No.1”をグランプリの舞台で証明する。
大一番へムードは最高潮だ。21日は栗東CWで外々を気持ち良さそうに周回し、4F53秒0-37秒7-13秒2をマーク。「順調ですね。前走後も思った通りに来ている」とうなずいた角居師は「秋は2回使えた。状態は上がっています。一般的にはメンタル、体調とも動きやすいイメージ」とさらなるパフォーマンスの向上へ自信の表情を浮かべた。
己との戦い-。今回もテーマはこの一点に尽きる。母にG1・2勝の名牝シーザリオを持つ良血の素質は、早い段階から“S級”の評価を受けていた。一方、折り合い面の不安は今なお残っている。「そこが課題でしょう。今回は乗り手も代わるので」。鞍上は仏の名手スミヨンから川田へ。今年G1・2勝と躍進著しい若手がどのように御すのか、興味深い。
「(先週に続いて)今週の追い切りもジョッキーに乗ってもらう予定です」とトレーナー。人馬の呼吸が完全に一致したとき、06年ディープインパクト以来のジャパンC→有馬記念連覇が成し遂げられる。