【有馬記念】血の力!!ワールド2着
「有馬記念・G1」(28日、中山)
血の力を見せつけた。3歳馬で9番人気のトゥザワールドが2着に奮闘。01年3着の母トゥザヴィクトリー、10、11年連続3着の全兄トゥザグローリーに続き、年末の中山で血統馬が躍動した。
道中は7番手。4角ではやや前が壁になり、ゴチャついたものの、最後に道が開けるとグイグイと伸びた。「狭いところをひるまずによく伸びてくれた」とビュイック。手応えをつかみ、「(来年の)ドバイシーマクラシックの騎乗はあいています」と自分を売り込むのも忘れなかった。
期待馬の変わり身に池江師も「古馬相手に力を証明することができた。ドバイやオーストラリアもあるし、来年はいろいろ考えたい」と表情は明るかった。